無能の自覚を持とう

リストラや左遷を受けて、生きる希望をなくしたという相談を受けたら、自分は間違いなくこう言う。

「無能の自覚を持て」と。

 

リストラや左遷を受ける理由は主に2つです。それは、自分の給料以上の稼ぎをしていなかったか、自分の給料以下でも同じ仕事を請け負ってくれる他者がいるかです。

 

なので、総括すれば、大した稼ぎを生んでいないことを自覚していながら、慢心していたから、クビになった、左遷されたというだけの話です。つまり、あなた自身が原因の結果であると自覚するべきです。

 

そのあとは、前を向くだけです。何故ならば、無能より下はないからです。前、勤めていたところは無能な自分にある程度暮らせるお金をくれていたから感謝しないといけないと考えましょう。今、自分は会社という一つの金メッキが剥がれて、何もない無能な存在になっています。だから、場合によっては最低賃金で働き、当然のように最低限の暮らしで我慢しましょう(月7万とか)。そして、今の最低限の暮らしから脱出するために、もう一度就職活動をしましょう。やりたい仕事に就くために資格なり、面接対策なりをしっかり勉強しましょう。そうして、希望する仕事にまた着ければ、次からは慢心せずに、仕事を一生懸命にこなせば、必ず人事の人は見ていると思います。

 

「無能の自覚を持ち、慢心せずに精進していくこと」。

このことは人生全般において、とても大切なことだと思います。