「高配当戦略」よりも「インデックスファンドの定率切り崩し」の方を押したい
先日、Twitterを見ているとこのようかツイートがありました。
このツイートに強く共感したので、このようなリプライを送らせていただきました。
そして、有難いことにTaku3さんからご返事を頂きました。
それで自分が定率切り崩しの第一人者になればいいんじゃないかと思いました。
具体的に言えば、毎月インデックスファンドの買い付けをしながら、過去買い付けたインデックスファンドを0.2%の割合で定率切り崩しをし、「生活費<定率切り崩し額」を目標にするということです。
インデックスファンド定率切り崩し戦略のメリット
この戦略を取るメリットは、主に3つあります。
1つ目は、自分の目標への達成度が分かることです。一般的なインデックス投資では、年々資産額が増えるけれども、生活が良くなる訳ではないので、何の為にやっているのだか分からなくなるような感覚が生まれることがあるようです。それに対して、毎月定率切り崩しを行えば、現在の定率切り崩し額で日々の生活費の何が支払えるかを考えることも出来る為、自分の目標への達成度を感じながら投資を続ける事が出来ます。このことがもっと入金力を上げたい、無駄な出費を減らしたいという思いを自分にもたらすことで、毎月の投資額もうなぎ上りに増えていくことが期待出来ると思います。
2つ目は、インデックスファンドの買い付けを自動化することが出来ることです。この戦略と対比して考えられるものとしては、高配当戦略家です。高配当戦略においては、高配当で健全な個別株を探す時間が必要になる為、多くの時間を必要とします。忙しいサラリーマンが、良い銘柄を安いタイミングで購入する為にリアルタイムで株価を見ながら購入するのは、ほぼ不可能に近いと思います。
3つ目は、インデックス投資がベターな投資手法であることです。インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんは、「高配当戦略はアクティブ投資の一種である」と仰られており、自分も高配当戦略に対して同じように考えています。そして、アクティブ投資がインデックス投資に勝つ確率は30%以下というデータは、インデックス投資名著「ウォール街のランダムウォーカー」にて紹介されています。
また、インデックス投資は、確定拠出年金や保険会社、GPIF(公的年金運用機構)などで用いられています。その為、日本国民の多くは、直接ないし間接的にインデックス投資をしています。
以上の3つが、インデックスファンド定率切り崩し戦略のメリットだと思います。
最期に
インデックスファンド定率切り崩しを押し倒すような文章を書きましたが、高配当戦略の人を完全否定する気は更々ありません。
何故ならば、戦略こそ違えど同じように一生懸命に働いたお金で資産を買って、自分の人生を実りあるものにしようと努力している点では私達は同じだからです。
その為、高配当戦略を押し倒す人のことを「アイツはただのバカだ」などと卑下するつもりもありません。
ただ、どの高配当株をどのタイミングで買うか迷う人などには特に、選択肢として「インデックスファンドの定率切り崩し戦略」をオススメしたいなと思い、記事を書かせて頂きました。
※ 投資は自己責任でお願いします。