インデックスファンドは右肩上がりだと考える理由
インデックス投資をする人達の一番の問題点は、右肩上がりに成長する前提であることだと述べたブログを先日拝見しました。
そこで、今回は、何故インデックスファンドは長期的には右肩上がりだと考えるのかについて述べたいと思います。
1.年金や生命保険の掛け金が、株式のインデックスファンドによって運用されているから
私達とはかけ離れたレベルの知性を持った経済学者などが集まり、国の年金の資産運用は行われます。その運用方法と近似した形で運用すれば、年金運用で目標とされている5%前後のリターンは十分取れるはずです。
また、インデックスファンドによる収益が長期的であれば右肩上がりでないと、朝日生命や日本生命などが、倒産する可能性すらあります。
つまり、極めて優秀な人達によって、プラス収益だと考えられる以上、そうなんだと思えばよろしいということです。
手術前の麻酔が、どのようにして眠らせているかはわかりませんが、眠れるという事実は誰もがそういうものなんだと覚えているようなものです。
2.豊かになりたいという思いが原動力だから
株式会社とは、従業員達のもっとお金を稼ぎたいという思いから来る労働力を活用した組織です。
その為、従業員は、実績によって評価をされ、また更に稼ぐために、努力をしていきます。
その一方で、経営者や株主は、従業員の稼ぎ出したお金の一部を、報酬として受け取ります。
つまり、人の持つもっと豊かに、幸せになりたいという欲望に終わりがない以上は、株主への配当収益は無くならないという考え方です。
3.リスクプレミアムが無ければ、誰も投資しなくなるから
もし世の中に1年間で預金されたお金が、5分5分で2倍か0倍になる銀行があったとします。
この銀行に預金する人は、おそらくあまり多くないでしょう。
つまり、0になる可能性がある性質のものには、数%でも儲かる方に行く確率が高くないと、誰も預けてくれなくなるのです。
4.人口が増加しているから
人が増えれば増えるほど、労働力が増え、会社の利益も最大化されていきます。
消費をする人間も人口増加によって増えるため、会社の利益が増えていきます。
つまり、人口が増加傾向にある以上は、長期スパンでは、世界経済は成長すると考えられます。
最後に
世の中には、100%起こることなどありません。なので、このように考えたところで外れる可能性も十分あります。
しかし、投資をせずに労働収入だけで、老後や子育て資金などを蓄えることは、殆どの人には不可能です。
だからこそ、凡人は、凡人らしく見栄を張らない生き方をし、平均的なリターンのとれるインデックス投資を細々とすることを多くの人に推奨しています。
今後も、投資は人生を豊かにすると信じて、ブログを書き続けたいと思います。