暴落に耐えきれず、積立投資を辞めてしまいたい人たちへ

ここ1ヶ月程で、米国株や日本株などが大きく暴落しました。そして、この影響を受けて、インデックス投資家の中でも一部は、暴落に耐えきれず、投資をやめてしまった人が沢山出てきていると思います。また、まだ投資をやめてなくても、辞めたいなと思ってしまっている人も多くいると思います。

 

そこで、今回の記事では、過去記事で話したことがあるかもしれませんが、暴落時に耐える為に考えるべきことや、伝えたいメッセージを4つにまとめたいと思います。

 

インデックス投資は、人の豊かになりたいという強い欲求によって、中長期的には投資家に利益をもたらしてくれる

会社はバカのひとつ覚えのように、昨年度比プラスの売上高、利益をあげようと事業を計画し、人材を雇用します。そして、株式会社の成長に伴って、その会社の株式は上がっていくという理屈は、シンプルであり、イメージがつきやすいと思う為、「会社は成長しようとする。だから、株価は長期的には上昇する」と考えましょう。

 

多くのアクティブファンドはインデックスファンドよりも個人投資家に利益をもたらさなかったという過去の事実を思い出そう

このような暴落が起こると、「○○という投資手法を使えば、暴落に会うことはない」だとか、「株式投資はオワコン。これからの時代は○○だ」だとか、「暴落はバーゲンセールだ。消費者金融から金借りてでも株を買え」だとか、そういった情報に目がクラムことがあると思います。

 

しかし、このような時に思い出して欲しいことは、ウォール街のランダムウォーカーに書かれた、個人投資家は、タイミングをはかるような投資手法や、アクティブファンド、テクニカル分析などを用いての個別株取引などしたよりも、インデックスファンドを何十年と毎月定額で積み立てて、じーっと待っている方が、ほとんどの場合得をしてきた」という事実です。

 

勿論、この過去起こったことが未来では起こらないかもしれません。しかし、こういう名言もあります。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と。

 

1800年から2020年までの歴史で、先進国株式は17万倍伸び、通貨の価値は20分の1になった

超長期的に見ると、株式は莫大に上昇し、通貨はインフレによって、大幅に95%下落しました。この事実からわかるのは、2つあると思います。1つは、株式投資は長期的にリターンをもたらしてきたことです。そして2つ目は、通貨は無リスク資産と言われるが、通貨をただもっておく(預金)ことにも、十分すぎるリスクがある為、世の中に元本保障などないということですなので、株式や通貨に分散して保有しておくことで資産を守るのは適切なやり方だと考えましょう。

 

④リスク許容度を知れた良い機会だったと考えましょう

投資家はどうしても、好相場の時には株式比率をあげたくなる為、暴落によって、大きいと思っていたリスク許容度が、思いの外小さく、株式を売却してしまうことが多々あります。しかし、リスク許容度とは、暴落を経験し、精査されるものだと思っているので、撤退するのではなく、株式比率を下げることを第一に考えて欲しいです。

 

これはまさしく自分の経験で、2018年度に初めてある程度大きな株価下落を経験したことで、リスク許容度の小ささを感じ、株式比率を下げることにしました。なので、投資を止めるのではなく、株式比率を下げることを考えてください。多くの若手インデックス投資家の通る道だと思いますので。

 

いかがだったでしょうか。少しでもインデックス投資家の皆様に役に立つ記事になっていれば幸いです。

 

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